保育士が望む職場の改善点 第3位は「事務作業の軽減」

保育士として働く人にとって“仕事上の不満”はどのようなものでしょうか。
東京福祉局の調査では、保育士の「職場への改善希望点」として、“給与・賞与”“職員数不足”に次いで、34.9%の保育士が“事務・雑務(書類業務)の軽減”を上げています。
書類業務は、保育士にどのような負担になっているのでしょうか。今回も、株式会社ポピンズが調査した保育所向け報告書厚生労働省委託事業(平成 23 年度)から、ポイントを抜粋します。

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保育士の本業を圧迫する“書類業務”の負担

保育士の仕事は、クラスの主担任を受け持つ場合、子どもたちと触れ合う保育業務のほかに、個人記録、保育日誌、子どもの連絡帳の記入、月案(1ヶ月間の保育内容計画や、子ども個別の指導計画)などの計画責任を担うため、事務作業の時間があります。園の方針などによって書類の数や様式が異なり、業務全体における書類業務のウェイトも異なります。

書類等の書き物が非常に多く、保育よりも書類の方に気をとられてしまう。又、勤務時間外労働が多く、疲労が蓄積してしまっている。(25〜29歳)
書類が多すぎる。仕事量が多く、家に持ち帰ってまでこなさなければ次の保育が出来なかったり又サービス残業が毎日続いているので、家庭内の仕事が出来ず不満だらけ(45〜49歳)
雑務、書類が多すぎて残業せざるを負えない。(25〜29歳)
保育士の現状として指導計画等の書類は家に持って帰ってやることが多く、育児と両立する自信がない。(25〜29歳)
理事長の方針で書類が重視されていて、提出する書類の数も量も多い。保育の時間を割いてまで書類業務に取り組まなければならず、子どものためになっているのかと疑問を抱くことが多い。(40〜44歳)

書類で記録を残すことは、保育サービスの管理と質の向上、所内外に対する保育の見える化を進めるうえで重要でありながら、実情では残業や持ち帰り仕事として職員の負担になったり、子どもと接する時間が圧迫されるケースが多く、「書類業務が多い」という不満や疑問を持つ保育士が多いようです。

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