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公設民営化による保育士のメリット

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2015/09/14 保育インタビュー

公設民営の保育園で働くことは、保育士にとってどのようなメリットがあるのでしょうか?
前回の公設民営化によって保育士にとって大変なこととは?に続いて、首都圏に公設民営の保育園を運営している株式会社ライクアカデミーの松井さんに、自社事例をもとにお話を伺います。

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株式会社ならではの柔軟性が保育士のメリットに

Q.公設民営化によって、そこで働く保育士にはどのようなメリットがあるでしょうか。

民間企業には、改善のために柔軟に対応する力があるので、現場の保育士がより働きやすい環境づくりが進んでいる事だと思います。
具体的には人事制度の柔軟性や、保育実務のフォロー体制が充実していること、業務効率化のノウハウによって事務作業が軽減されているといった点が挙げられると思います。

人事制度の柔軟性

いわゆる、異動の仕組みの違いですね。公立は “本人の意思に関わらず、定期的に異動がある” という点が、民間とは大きく違います。
当社(株式会社サクセスアカデミー)の場合、異動は必要に応じて随時行うので定期の異動はなく、また異動候補は全員ですが、本人の意向は必ず確認されるので、家庭の事情を配慮するなど柔軟な面があります。

もう一つは、年功序列ではないということ。当社も勤続年数に応じた加算給はありますが、それとは別に「本当にやる気がある人」や「がんばっている人」が認められる環境があります。

外部のプロによる保育サポート

保育実務において、民間は外部の専門家を積極的に活用しているのも大きな違いだと思います。

当社では専属の臨床心理士が各園を定期訪問して、保育をサポートしています。 保育士は子育てのプロではあっても、臨床やメンタル構造に関しては素人です。自閉症や発達障害の子どもの支援の仕方がわからないという時にプロのサポートが入り、相談や見通しを立ててくれます。

その他、体操の先生、造形の先生が入り、乳幼児から子ども一人ひとりの多様な能力、感性を専門的な指導によって伸ばせるようにしています。
特に若手の先生や、その領域は初めてという先生にとっては非常に心強い仕組みになっているようですね。

正社員比率の高さ

とあるデータでは、公立の保育園は民間に比べると非正規雇用率が年々増えて、5割(2人に1人が非常勤)にまで達しています。
当社が設立・運営している「にじいろ保育園(全53園)」の場合、非常勤は3人に1人で、正社員比率が7割弱です。

また、当社の場合は雇用形態による仕事内容の区別があまりなく、それが職場の雰囲気にも良い影響をもたらしていると思います。
というのは、正社員比率が高いと、「いい環境で働けている」という感謝の気持ちが好循環となって、「この人たちがいるから私も働きたい時間に働けている」と相互に助け合うプラスの気持ちが生まれているようなんです。

また、当社の産休育休後の復帰率は約8割。正社員で働いていた人がパートで職場復帰したり、パートから正社員に移行する人も少なくないので、「自分も周囲に支えられていること」を身をもって感じ、「ゆくゆくは自分も支える側に」といった先生の話が印象的です。

設備の充実&本部管理で業務負担軽減

民間企業は、業務効率化の意識とノウハウを持っているのも特徴です。当社はIT整備が完了しており、保育士の事務作業の業務負担が大幅に軽減されました。

例えば、保護者の送迎時間はカードで自動的にデータ処理されるので、延長保育の計算はすべて本部で管理できます。また、監査や行政対応はSVが、お金のことは本部の経理部が一緒に対応します。
これらの仕事は、従来は園長先生や主任に負担がかかっていたのですが、あいた時間で保育の仕事に集中できます。

更に、IT・ネットワークを活用して、研修レポートなど実務に役立つ様々な情報を共有できる仕組みを作りました。
実力をつけるためのバックアップが整っているという意味でも、保育士にとってはメリットが大きいのではないでしょうか。

新しいことに柔軟にとりくめる

民間企業ならではの柔軟性は、“現場の保育士の意見を取り入れられる”という面でも生きてきます。

例えば食育。当社の給食やおやつは調理師が手作りしており、地産の食材を楽しんだり、化学調味料を使わないで出汁からとる、カレー粉から作るなど現場のこだわりがあります。また子どもと先生が同じものを食べて、共感し合いながらすごす時間を大切にしています。

ある公設民営施設では、行政の指示で「従業員は給食を食べてはいけない」「自治体が決めた献立」「おやつは支給されたものを配る」など制限がありました。

公立だと、従来のやり方や古くから継承されてきたやり方を現場レベルで改革する、ということ自体が難しいと思いますが、当社の場合は、現場の先生が、思いや意見をどんどん反映していくという社風があります。
そのため、開園当初は行政の指示に従っていたものの、現場の保育士や調理師は「子どもには手作りのおやつを」と自治体に提案し、結果承認されたという事例もあります。

―保育士が良い環境でいきいきと質の高い保育ができるように、柔軟に改善していける、という民間運営ならではのメリットがよくわかりました。
次回は公設民営保育園に入園する子ども・保護者目線のメリットについて伺っていきます。

◆取材協力

松井 基明 様
株式会社ライクアカデミー 人材開発部 マネジャー
米国CCE Inc.認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー

株式会社ライクアカデミー(保育士求人サイト)
家庭的な空間の中で、子どもたちの生きていく力をはぐくみ、保護者・地域の皆さまと子育ての楽しさを共に分かち合い、生き生きと輝いていける「にじいろ保育園」を首都圏で53園運営。

にじいろ保育園は、子どもの成長を支えるために自身が成長を続けよう、という意欲をもった保育士さんを求めています。
挑戦する気持ちを持つ方には会社も全力で支えますので、お気軽にお問い合わせください。
※施設数等の情報は、2015年8月現在のものとなります。



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