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40代・主婦・未経験から保育士になれる?家庭との両立は可能?

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2017/01/23 保育士の就職・転職

保育士は、子育てがひと段落した主婦にぴったりのお仕事だとご存知でしたか?今回は、42歳で保育士資格を取得し、現在は院内保育室で活躍されている小笠原先生に体験談を伺いました!

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小笠原陽子先生

パート先の閉店が転機となり42歳で保育の道へ。 現在は株式会社ライクアカデミーが受託運営する、 横浜市立市民病院内のにこにこ保育室で保育士として活躍中。18歳男子と12歳女子の2人のママでもある。
長年カウンセリングの勉強を続けており、将来はカウンセリング&保育士の経験・知識を生かして保育関係者の支援を行うことを目標としている。

主婦業やパートと両立しながら、3ヶ月で1発合格

ーなぜ保育士を目指そうと思ったのですか?

そもそもは、パート先の飲食店が閉店することになり、次の仕事をどうするか考えはじめたことがきっかけでした。 長く働き続けていくために何かしら武器になる資格が欲しかったこと、 勉強しているカウンセリングにつながる専門分野をつくりたかったこと、 そして自分の子育てがとても楽しかったという経験から、保育士の資格をとりたいと思うようになりました。

ーどのように勉強しましたか?

保育士通信講座の問題集とインターネットを利用し、過去問等を全問正解になるまで繰り返し解きました。特にインターネットでは、勉強方法や試験についてなどとても参考になる情報を多数知ることができました。
テキスト等を揃えたのがGW明け、1次試験は8月だったので、3ヶ月程しか時間がなくて。しかも6月までは仕事をしていたので、家事が全部終わった23時頃からしか腰を据えて勉強できませんでしたね。子どもの習い事の待ち時間に図書館に行くなどして、何とか時間をつくっていました。 仕事を辞めてからはその分を勉強時間にあてることができるようになったので、大学受験よりもがんばっていたと思います(笑)。

ー家事や仕事との両立は大変だったと思うのですが、モチベーションが下がってくることはありませんでしたか?

無かったですね。私にとっては、受験期間が短いことが逆に良かったのかもしれません。 来年もう一度同じことをする、というのがどうしても嫌だったので。正直に言うと1回だけで受かるとは思っていませんでしたが、できる限り受験する科目を減らしたいと必死でした。
あとは、ちょうど息子が高校受験の時期だったんですがだらだら勉強していたので、 「こんなにやらないと目標は達成できないんだ」ということを態度で示そうと。 これも大きなモチベーションになりました。いつしか息子も真面目に取り組むようになったので、母親の思いが伝わったのではないかと思います。

家庭や学業と両立できるという条件で院内保育室へ

ー資格取得してからすぐに保育士として就業されたんですか?

いえ、はじめは友人が立ち上げた移動保育プロジェクトのお手伝い、という形でした。 そこでは3歳以上のお子さんをお預かりして、段ボールハウスを作ったり、読み聞かせをしたり、手遊びをしたり。最初は慣れないところもありましたが、 保護者からすると経験とかは関係なく「資格のある保育士」という存在なので 責任を感じましたね。 ただその時は「保育士」というよりも「先輩ママ」という意識の方が強かったかと思います。
移動保育はとても楽しかったのですが、4回程度で開催されなくなってしまって。 当時はパートを再開していたのですぐに保育に携わらなくても良いかと思っていたのですが、「せっかく資格を持っているのに使わないと錆びついちゃうよ」という友人からの助言もあり、 保育士として就職をすることに決めました。

ーどのように就職先を探しましたか?職場選びのポイントはどのようなものだったのでしょうか?

インターネットで「保育士 駅名 パート」と検索をして見つけました。 私が重視したのは、「場所」と「時間」です。 子どもに何かあった時に迎えに行きやすい「家から近い場所」で、家庭やカウンセリングの勉強と両立しやすいよう「時間が選択できるシフト制」が絶対条件でした。 ちょうど条件に合致したのが、今働いている院内保育室だったんです。

子育て、主婦、接客 すべての経験が保育にいきている

ー年齢や、保育士経験がないことが就職する上で不利に働くことはありませんでしたか?

私は特別感じることはありませんでした。 情報収集のために参加していた人材派遣会社や自治体等が開催するセミナーでは「子育て経験があると活かせる」「接客業をしていた人は保護者対応が上手なので重宝される」と聞かされていたので、就活時に不安に思うこともなかったです。もちろん「子育て経験」や「接客経験」のみが決め手となり採用に至ったとは思いませんが、有利に働いてくれたと思います。

ーそれでは、実際の保育現場で困ったことはありませんでしたか?

こちらも、特にありませんでした。長年保育士を務めているベテラン先生、養成校を卒業した若い先生、そして私のように40代から資格をとった先生、色々な方がいますが、それぞれの経験やスキルを尊重し合い、支え合いながら働くことができる、とても恵まれた環境だったということが大きかったと思うのですが。
例えば、私やベテランの保育士は、「子どもの気持ちをくみ取る」「共感する」声掛けをとても大事にしているのですが、中には、正しいことを一方的に押し付けるような言い方になってしまう若い先生もいます。もちろん強く伝えることが必要な場合がありますが、それでも一度子どもの気持ちを受け止めてから、注意することが大切なんですね。実際に、お昼寝の途中に起きてしまった子に対して、気になる声掛けをしている先生がいました。その時は直接注意することはしませんでしたが、私たちはその後、子どもの気持ちを受けとめる声掛けをつづけました。すると、自然と若い先生も私たちの姿勢に「共感」してくれ、子どもへの接し方が変わってきたんです。
このように、若い先生はこちらの対応を見て共感できれば真似してくれる、 逆に私たちはテキパキ仕事をしている若手を見て、こんなやり方があるのかと発見できる。すごく理想的な環境だと思います。

その他にも、未経験者向けのフォローアップ研修や、わらべうた等の実技研修、保護者対応や発達障害向けの研修などが会社経由で受講できるので、未経験でもよりスムーズに仕事ができていると思います。研修内容はMTGで報告を受けたり、受講者レポートが回覧されたり、自分が参加できなくても知識を得られる体制になっているのもありがたいですね。

ー実際に、主婦・育児経験が生きていると感じるのはどんな時ですか?

預けられるお子さんは0歳児が多いのですが、子どもを2人育てているので保育経験がなくても スムーズに対応することができました。抱っこする時に首をどこに乗せれば良いか、おむつを替える時にどこを拭けば良いかなど基本的なことが 分かっているので。 育児経験が無い保育士さんだと、「首が座っていない子は怖い」と言っています。

他にも、トイレ掃除したり子どもの着替えの準備をしたり、 休日で調理師が不在の場合に給食の盛り付けを手伝ったりする作業は家事と同じですので、主婦経験がとても生きています

他にも、主婦が多く働いている飲食のホール経験もすごく役立ちました。 保育はチームで動いているので、あの先生がタオルを洗ってこの先生がおやつを準備しているから私はお布団を上げよう等、全体を見てやるべきことを判断する必要があります。 その際、限られた人数で仕事を回す必要があるホール業務で培った、周りの動きと先を読んで足りていない業務に素早く入るスキルが役にたちます。 また保育の仕事では、子どもの状態等の申し送りが特に重要なのですが、 これもホール経験を通じて身に着いたと思います。

ー家庭との両立はうまくいっていますか?

職場には、「無理をせず、家庭を優先させたい」旨を理解してもらっているので問題ありません。 朝は朝食やお弁当を作りたいので、出社時間は7時半から8時、もしくは13時半くらい、 夕方は夕食を作るため16時半もしくは18時に退社しています。
シフトは毎月、個人個人の希望を元に組まれます。私は「この日は習い事の送り迎えがあるから無理」、 「前日出かけるから朝出られない」等、結構我儘をいっているんですけど(笑) うまく調整してもらっているので、不可になったことはないですね。 ただ、他の人が全く入れず人数が足りない時などは、予定を別の日に変更しようか…など可能であれば調整するようにしています。やはり保育士同士助け合いが大事だと思いますので。

現場の経験を大事にしつつ、保育に関わる人達をサポートできるように

ー保育の仕事をしていて良かったと思うことは何ですか?

とにかく子どもと接しているのが幸せです。体はきついんですけどね、腰とか肩とか疲れがたまったり。でも精神的にはものすごく癒されるんです。
他にも、今こうして過ごしている時間のことを子ども達は忘れてしまいますけど、 発育にすごく影響を及ぼしていることを思うと、とても重要な仕事をしているんだなとやりがいを感じます。

ー今後の目標を教えてください

今は子どもも親の見守りが必要な年齢なので、まだしばらくは家庭が中心ですが、 巣立っていったら仕事を中心にしていきたいですね
ただ50歳をすぎると肉体的にきつくなっていくと思うので、 保育の経験をいかしながら別の働き方をしたいなと。 具体的には、今勉強しているカウンセリングの知識をいかしながら、 母親の支援や保育士のケア、保育関係の相談業務を行っていきたいです。

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