東京都、小池都知事の待機児童対策は?保育士の待遇は改善される?

東京都の小池百合子都知事が、新たな待機児童対策を発表しました。施策の実施により、当初計画に比べ5,000人増加の“17,000人分”の保育サービスの確保を目指します。具体的にどのような待機児童策が検討されているのか?保育士の待遇は改善されるのか?見ていきましょう。

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保育士の待遇改善につながる施策は?

今回発表された待機児童対策案で、保育士の待遇改善に関係する施策を紹介します。

家賃補助最大8万2000円 対象者を拡大

保育士の確保や定着を促すため、家賃補助の対象者を、現在の「採用5年目以内」から「全保育士」に拡大します。保育士にとっては長期的に働きやすい環境になると同時に、キャリアの異なる保育士間の不公平感が無くなるため、保育園側も給付が行いやすくなります。

認可外保育施設への巡回指導

認可外保育園の質を向上し、安全管理を徹底するために、認可外保育園への巡回指導等の体制強化を行います。適切な運営がなされているかチェックされるため、子どもだけでなく保育士にとっても良い環境になるでしょう。

その他の待機児童対策は?

保育士の待遇改善には直接関係しない、その他の待機児童対策もご紹介します。

保育園の整備促進

建築資材や人件費の高騰により、保育園の新規開設が難しい状況に対応するため、補助金の上乗せを行います。その他にも、賃貸物件を利用した保育園の整備を進めるため、開設後の賃料を補助します。

小規模認可保育園の全年齢化

小規模認可保育園の対象年齢は0〜2歳まで。入園できたとしても、3歳からは新たな保育園に預けなければなりません。しかし、受け皿となる認可保育園や認定こども園は十分といえず、3歳になって入園先が無くなってしまう「3歳の壁」が発生。この問題を解決するため、小学校入学まで小規模認可保育園に在籍できるようにします。


これらの政策については今後都議会等で審議されることとなっています。小池都知事は「今回の対策は第一弾」としており、さらなる施策が行われる可能性も。今後も東京都の待機児童対策に動きがありましたらご報告いたします。



≪参考HP≫
▽待機児童解消に向けた緊急対策 平成28年度9月補正予算(案)
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2016/09/09/07.html

▽第23回国家戦略特別区域諮問会議 東京都提出資料
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc/dai23/tokyoto.pdf

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