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子ども達の感情を育てる、2つのステップ

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2016/10/26 保育士お役立ち情報

「感情豊かな子どもになって欲しい」。保育士なら、そう思ったことがあるのでは?では、感情、情緒ってどのように育てれば良いのでしょうか?そんなあなたのお悩みを、スッキリ解決できる2つのステップをご紹介します。ぜひ保育園で実践してみてください♪

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2つのステップで、子ども達の感情を豊かに育みましょう♪

STEP1・感情を表す言葉を認識し、表現の幅を広げよう

子どもたちはすぐに「キレる」という言葉を使います。イラッとしたらすぐにキレる。でも本当に「キレて」いるのかというと、違うのです。実は、子どもたちは「怒り感情の幅」が狭いため、ほんのちょっぴりすねていても、いじけていても、全て「キレた」と表現してしまいます。自分の感情を表現するための「言葉」を知らないから、そうなるのも仕方がないですね。
同じように、子どもがよく使うフレーズに「おもしろかった」があります。絵本を読んでもらったら「おもしろかった」、遠足に行ったら「おもしろかった」、マジックショーを見たら「おもしろかった」。何でもかんでも「おもしろかった」と表現するのです。便利な言葉です。でも情緒豊かな子どもを育てたいなら、「おもしろかった」に隠れている本当の気持ちを、保育士が聞いてあげたいのです。絵本で、悲しいシーンを見て「かわいそう」。遠足でたくさん虫を捕まえて「嬉しかった」。仕掛けが全くわからない手品を見て「不思議」。これらの感情を保育士が引き出していくことが、感情の幅を広げるために大切な事なのです。
そのためにも、保育士がたくさんの感情を表す言葉を知っていくことから始めなくてはなりません。ポジティブな感情、ネガティブな感情、どちらも見つけてみましょう。「悲しい」「悔しい」「残念」「困った」「痛い」「辛い」「しんどい」「嬉しい」「楽しい」「びっくり」「不思議」などなど・・・たくさんの言葉を書き出してみてください。保育士自身が意識して感情に敏感になり、折に触れより豊かな表現を使って、子どもたちの感情表現の幅を広げていくようにしましょう。

STEP2・保育士がモデルになって「私メッセージ」伝えよう

子どもたちの感情の幅が広がり、自分の気持ちに気づくことができるようになれば、次のステップは「気持ちを相手に伝える」ことです。感情理解と感情表現がセットでできるようになれば、人間関係が滑らかになることは間違いありません。そこで使いたいのが「私メッセージ」という伝え方。「私メッセージ」とは、「私は」を主語にして、「自分の気持ち+欲求」を伝える方法です。
こども達に教えるためにも、まずは保育士が「私メッセージ」を保育に取り入れてみましょう。例えば、「先生は、〇〇ちゃんが怪我をしてとても悲しいし、心配なの。ケンカをする時は、蹴ったり叩いたりせず、言葉で伝えてほしいと思っているんだけど、次からできるかな?」といったように。どうでしょうか?「私メッセージ」だと、責められている感じがしませんよね。「あなたが、〇〇ちゃんに怪我をさせたのよ。暴力はダメっていつも言ってるでしょ。次は絶対しちゃだめよ」というような「君メッセージ」だと、素直に聞く耳なんて持てませんよね。
自分の中で「私メッセージ」が習慣づいて来たら、子どもたちにも「私メッセージ」「君メッセージ」について伝えてみてください。保育士が子どもたちの前で両方の言い方で伝えてみることで、子どもたちにも違いを感じてもらいましょう。どちらの言い方が良かったのか、話し合ってみるのも良いですね。具体例を出して、実際に言い方のロールプレイをしてみるのも楽しいかもしれません。年長児になるとクラスみんなで意識し合うことで、表現方法は変わってくることでしょう。
感情理解力、感情表現力が上がることで、自分も友だちを傷つけず、自分の気持ちを抑え込み我慢することなく、上手に伝えることができる子どもに育てることができますよ。

終わりに…子どもは大人の感情を見ています!

子どもは、身近な大人から感情の表現方法を学びます。穏やかな親に育てられた子どもは、穏やかな感情表現をメインに使ってコミュニケーションをとることができます。では、怒りっぽい親に育てられた子どもはどうでしょう?残念ながら、「怒り」の感情表現をメインに使ってコミュニケーションをとるような子どもに育ってしまうのです。怒りっぽい、キレやすい子どもの周りを見回してください。同じような大人がいるのではないでしょうか?幼児期の子どもと過ごす時間が長い保育士は、まずこのことを意識しておくことが大切です

筆者プロフィール

野村恵里( colorful comunications代表)
現場経験20年の元公立保育園保育士。保育士研修や教員研修などで、感情コントロール方法(アンガーマネジメント)について積極的に講演を実施。保育士の折れない心創りをサポートし、保育&子育ての現場をHappy&colorfulにするため活動を行っている。
保育士養成校の専任講師として、保護者支援のためのコミュニケーション法について講義も務める。



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