保育士は副業できるの?注意点やおすすめ副業を紹介!

昨今、副業に注目が集まっています。保育士が副業する際の注意点、おすすめの副業などを紹介します。

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そもそも保育士は副業OK?

雇用先が「公立・私立か」「雇用形態」で異なる

ここ数年、副業という言葉をよく耳にするようになりました。副業は、2018年から働き方改革の一環として政府が推進しています。その流れの中で、副業を解禁する企業も近年増加しています。
では、保育士は副業することはできるのでしょうか。

これは一概には言えません。まず前提として知っておきたいのは、公立か私立どちらに勤務しているのか、また正社員・アルバイト・パート・派遣なのかによって、変わってくることです。

公立勤務の場合

公立保育園に正職員で勤務する保育士の場合、公務員にあたります。よって、副業は禁止されています。地方公務員法の第38条にも「あらゆる報酬のある兼業に従事することを制限する」と明記されています。

例外として、兵庫県神戸市や奈良県生駒市などは副業解禁に力を入れています。ただ、それはNPO法人のような団体で一定の報酬を得ながら、地域に貢献するなど、限定的なものとなっています。

私立勤務の場合

私立保育園に正職員で勤務する保育士の場合、就業規則によります。なので、勤務する保育園の就業規則を確認しましょう。副業可能であれば問題ありません。

保育業界は保守的なイメージですが、2022年頃から企業の保育園を中心に、副業を解禁しているところが増加しています。
また、アルバイト・パート・派遣で勤務する保育士は、正社員ほど副業が禁止されていない場合が多いようです。ただし必ず確認してから副業をするようにしましょう。

副業をする際、注意しておきたいポイントを紹介!

副業を始める前に、以下のポイントは必ずおさえておきましょう。

就業規則を確認する

前述のように、私立保育園の保育士は就業規則の内容次第では副業可能です。就業規則は配布されていないことも多いのですが、通常は職員が閲覧できるようになっています。ただし、副業について記載されていない可能性もあります。その際は、記載されていないからOKというわけではないので、主任や園長に必ず確認しましょう。

勤務地について確認する

副業が在宅でない場合、その勤務地についてはよく検討する方がよいでしょう。場所によっては、お客様として同僚や保護者が来る可能性もあります。 副業していることは法的に何ら問題ありません。ただし、知られることで無用なトラブルを生むことがないとは言えません。

保育士におすすめ 4つの副業

実際に保育士が取り組みやすい副業とは、どのようなものでしょうか。保育士におすすめの副業は、資格を活かせる、時間的に制限されにくいなどがポイントとなります。

1.ベビーシッター

保育士資格、知識、経験すべてを活かして働けるのがベビーシッターです。実際に、保育士でベビーシッターを副業にしている人は多いようです。
例えば、あるベビーシッター派遣サービスでは、本業としてベビーシッターをする人はほとんどいません。その他はすべて副業で、そのうち約4割が保育士だというデータもあります。
ベビーシッターは1対1の保育になることが多く、じっくりと一人の子どもに向き合うことができます。なので、仕事の面でも気づきや学びがあるのも魅力です。 また、決められた時間で仕事ができるので、休日などを有効に利用できます。

2.在宅ワーク

在宅ワークの仕事は、在宅ワーカーのサイトに登録するだけで、自宅で気軽に始められます。
仕事内容としては、データ入力、文字起こし、アンケート回答などの作業が多いようです。記事を書くライターの仕事も多数あります。書くことが好きで得意な方は、例えば、保育・育児系のジャンルからライターに挑戦してみてもよいでしょう。
注意すべき点としては、締切がきちんと決まっている仕事なので、あまり抱え込むとさばききれず、本業に差しさわりが出てくる可能性があります。

3.アルバイト

副業としてアルバイトは一般的です。シフト制のアルバイトであれば時間の調整ができるので、本業に支障がありません。また、保育とは違う仕事をすることでリフレッシュできるのもポイントです。
仕事内容は様々にありますが、例えば、宅配便や物流の倉庫作業などは通年で募集が多いようです。早朝数時間のみ働くことなどもできるので、業務外の時間を有効活用できます。

4.単発・短期アルバイト

長期契約のアルバイトよりも、単発や短期アルバイトは気軽に始められます。
仕事内容は多岐にわたり、アンケート回答、商品モニター、イベント会場作業、百貨店ギフトシーズンの販売補助などが代表的なものです。

まとめ

副業が注目を浴びているのは、副収入はもちろんですが、新たな人間関係が広がったり、スキルを獲得できるところにも魅力があるためです。なので、保育士として仕事をしながら、更に副業をすることは、人生にプラスになることも多いでしょう。

ただし、もう一つ仕事を持つということは、精神的にも体力的にも大変だという認識は持ちましょう。例えば、副業によって、本業である保育士がおろそかになったりすることは、本末転倒といえます。本業をきちんとしながらできる副業が理想的です。

ライタープロフィール

玉田 洋さん
保育園運営企業で、子育て雑誌編集長を経験し、その後、都内で保育士として勤務する。現在は「森の保育園」を計画中。

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