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やっぱり気になる!乱暴な言葉遣い対処法

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2019/08/29 保育士お役立ち情報

保育をしていて気になることに、「子どもの言葉遣い」はありませんか?乱暴な言葉をやめない子たちには、頭を痛めることもありますね。対処法について考えてみました。

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どうして、子どもは乱暴な言葉遣いをするの?

「保育園に入園したら、言葉遣いが乱暴になった」という話を保護者から聞くことはないでしょうか。
環境がガラリと変わる入園時期から、言葉遣いが悪くなることは、実際よくあります。
例えば「うるせー」「おまえ」「うざい」「きもい」「死ね」などの言葉を、友達同士で言い合う様子は、保育士としても、とても気になるところです。

そもそも、なぜ、保育園入園とともに子どもの言葉は乱暴になるのでしょうか

入園する頃はちょうど言葉をぐんぐん吸収する時期だから

言葉が乱暴になったのが入園と同時期ということで、「保育園の環境が悪い」と考える保護者もいます。
ただ、保育士として注意しておきたいのは、それを鵜呑みにしないことです。
言葉の習得とはもっと複合的なものです。
その子が言葉を吸収する時期が、ちょうど入園と重なっているのではと考えてみることもできます。

新しい環境で、新しい言葉が新鮮に響くから

入園と共に、子どもの世界は大きく変わります。新しい環境で、今まで自分のまわりになかった乱暴な言葉も新鮮に見えます。例えば「うるせー」などの言葉も、子どもには新鮮で魅力的なのです。
しかも、乱暴な言葉を使うと、反応がすぐに返ってきます。友達や大人の反応が面白くて、何度も使うようになるのです。

「言葉の発達」=「まわりの言葉を真似ること」だから

そもそも子どもはまわりの環境から、言葉を真似て吸収していくものです。
「学ぶ」という言葉は「まねぶ」がもとになっていて、言葉の発達に「真似る」は必須です。
例えば、一人でも乱暴な言葉遣いをしている子がいたら、皆が真似をすることもあります。
更に、ある調査では、子どもの言葉に影響を与えるもののトップに「テレビ」があげられています。子どもは様々なところから言葉を真似して、自分のものにしているのです。

乱暴な言葉を注意するポイントは?

子どもの言葉遣いを注意する際に気をつけたいのは、どんなことでしょうか。
保育士が注意したい点をまとめてみました。

「絶対に使ってはいけない言葉」を決める

「言葉には心が宿る」と言われます。言葉遣いとは、実は心の問題だと考えてみる必要があります。
言葉遣いを真剣に考えるためにも「この言葉だけは使ってはいけない」という基準を保育士は持つべきです。例えば「死ね」という言葉だけは絶対に使ってほしくないなどです。
更に、なぜその言葉を使ってほしくないのか、理由を伝えられるようにしてください。
注意する時に説得力がまるで違ってきます。

注意をし続ける

乱暴な言葉を注意されても、子どもはなかなかやめません。面白がってエスカレートすることさえもあります。
保育士がその都度対応を変えるのは逆効果になることもあります。ブレずに注意し続けましょう

別の言い方を教える

どんな言葉にも子どもの気持ちが隠れています
例えば「うざい」を連呼する子には、その言葉で表現したい何かがあるかもしれません。
そして、それを見極められるのは保育士だけかもしれないのです。
きちんと子どもと向き合い、本当に伝えたいことを見極めてみましょう。
更に、乱暴な言葉を止めるだけでなく、別の言い方を教えて、「こんな言い方をしたほうがいいよ」と伝えることが大切です。

乱暴な言葉も子どもの発達の過程と考えよう

幼児の言葉の習得は目覚ましいものです。
その理由の一つに、大人が持っているフィルターがないことがあります。つまり、いい言葉も悪い言葉もどんどん吸収していくのです。
それはある意味では、幼児期にしか味わえないような、言葉の豊かさに触れているとも言えます。そうした環境は子どもの言語の発達過程には実は重要なことです。

よく保育士が「悪口言葉」などの名前で、乱暴な言葉遣いにラベルを貼ることがあります。
「『おまえ』は悪口言葉だから使用禁止!」のような感じです。
一見効果的に見えるやり方ですが、言語の発達面から考えると、「悪口言葉」のように言葉を分類するのはあまりおすすめではありません。
子どもが成長していく中で、自分自身で言葉を選び話せるようになるためには、いい言葉にも悪い言葉にも触れていくことが必要になってくるからです。
ただし、その際には、保育士や親など大人たちのサポートが重要になってきます。

まとめ

子どもの言葉遣いについては、乱暴な言葉を頭ごなしに否定するのでなく、保育士も言葉について考えてみることが必要です。
なぜ子どもが乱暴な言葉を使うのか、自分が言葉で大切にしていることは何かについて、思いを巡らすことで、子どもの言語発達により深いレベルで関わることができると思います。

ライタープロフィール

玉田 洋さん
保育園運営企業で、子育て雑誌編集長を経験し、その後、都内で保育士として勤務する。現在は「森の保育園」を計画中。



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