潜在保育士が就業しない理由−ブランクの不安

保育所入所待機児童数は、2014年4月時点で全国に21,371人(厚生労働省調べ)。2011年以降は毎年1,000人単位で減少しているものの、待機児童ゼロにはまだまだ及びません。
この待機児童問題解消のためには、資格を持っているのに保育士として働いていない、潜在保育士の掘り起しがカギと言われています。

潜在保育士が職場復帰できない理由は、主に給与、勤務形態の面で「家庭と仕事の両立が難しい」状況にあることがわかってきましたが、その他にも、「保育実務」への不安が大きな理由の1つになっているようです。
株式会社ポピンズの調査結果(厚生労働省委託業務)から抜粋し紹介します。

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就業経験のある潜在保育士 “ブランク”の不安

一度現場を離れた潜在保育士は、数年のブランクがあるため、実際に現場に出て仕事ができるか、ということに不安を抱いており、復帰のための支援を求めています。

ブランクのある潜在保育士の声

ブランクがある為、現在の子どもにあった保育内容や保育に関する新しい指針等があるのか否か分からない。(30〜34歳)
通信教育等で学んだ後、保育士試験保育指針改定前にやめてしまったので改定後どうかわったのかを知るきかいがあれば復帰への不安が減ると思う。(30〜34歳)
保育の現場から離れてしまい、もう一度現場復帰を考えている人にも分かりやすい様な資料があり、すぐに現場に入れる様な知識や技術を習得出来る様な研修を希望しています。(20〜24歳)
子育てのためブランクがあるので実際に保育園に研修させてもらうなど実技面を充実してほしい。(35〜39歳)

未経験の潜在保育士の不安

資格取得をしても実務経験がない方、特に、養成施設卒業ではなく、通信教育等で学んだ後、保育士試験に合格した方は、保育施設での実習経験がないため、保育実務に対する不安が大きいようです。

就業経験のない潜在保育士の声

実務経験がないので、今後保育士として働けるのか(年齢の面からも)不安。(25〜29歳)
保育士試験での資格取得だったため、実技が全く自信がない。(25〜29歳)
子育て経験と資格はありますが、現場で働いた経験がないことが不安。(40〜44歳)
高齢者(ブランクが長い為)本当に働ける環境があるのか不安。今まで習った事も忘れているし、過去と現在では、内容等変わっている事も多いでしょう。(45〜49歳)
保育士として働いたことがなく、又、保育士試験での資格取得なので、保育実習もしたことがないので、保育の1日の流れや、実際の仕事の中身などを、事前(仕事につく前)に研修等で学べたらと思います。(40〜44歳)

東京保健福祉局の調査結果によると、保育士養成施設で資格を取得した人の保育士就業経験率は8割以上であるのに対し、保育士試験合格者の就業経験者率は6割弱。

未経験やブランクのある潜在保育士は、就業しにくい状況にあるのでしょうか?

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