【変わる保育園業界】株式会社園=NGって本当?

株式会社が運営する保育所について、「保育の質が悪いと聞きました」「ブラック企業が多い」といった声を耳にすることがあります。意外にも、そのほとんどが学校の先生や友達から伝え聞いたイメージ・先入観で、実体験としてはご存知ないことが多いのです。

現在の株式会社園を取り巻く状況をチェックしながら、株式会社園で働くメリットをご紹介いたします。

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“社会福祉法人>株式会社園”は本当?根強いマイナスイメージの原因を知ろう

株式会社園に対するマイナスイメージは、かつての旧態依然とした保育士業界の体質と、そこから生まれた株式会社園に対する根強い偏見が影響しています。

株式会社の参入には障壁があった

2000年の保育所事業民営化から早くも15年が経過しますが、認可保育所は未だに2%にすぎません。認可権限を持つ自治体の裁量によって助成金額などの面で社会福祉法人が優遇され、株式会社は参入を制限されていたためです。

その理由は、「株式会社園は営利団体だからすぐに撤退する」という根拠のないものでした…

「意欲ある事業者の参入を制限してはいけない」公正取引委員会が指摘

>>急変しつつある保育所の形 企業園参入これまでの流れ

株式会社(営利団体)というだけで早期撤退や保育の質が低下するというのは偏見です。寧ろ、厳しい状況下だからこそ、入園者に選ばれるための企業努力(経営改善、サービス向上)を迫られていたのが、これまでの実態と言えるでしょう。

国の方針で株式会社の参入進む

待機児童問題の発生以降、保育業界を取り巻く環境は激動し、特に株式会社園への規制は数年前と大きく変化しました。

子ども・子育て新制度の実施を前に、国は保育所への株式会社参入の規制緩和改革を進めてきました。(厚生労働省 規制改革実施

これを受けて、株式会社の参入を積極的に受け入れる自治体が増えています。
また、経営形態に関わらず適正な経営で質の高い保育が運営されるよう、第三者評価の受審目標の策定が予定されています。
自治体によっては既に、独自に第三者評価の条例を盛り込むなどの動きも見られます。


公平・公正な認可制度の運用のもと、株式会社の参入によって競争が促され、株式会社、社会福祉法人といった経営形態に関わらず、質の高い保育サービスを提供する保育所園が増えることが期待されています。

次回は、実際に様々な保育所の現場を見ている保育士キャリアカウンセラーに、株式会社園で働くメリットを聞いていきます。

【変わる保育園業界】株式会社運営の保育園で働くメリット

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