潜在保育士が就業しない理由－ブランクの不安

保育士のホンネ
2014/11/20

保育園側は子育て経験、社会人経験のある潜在保育士を高く評価している。

採用側の保育園の多くは、潜在保育士の能力を高く評価しています。潜在期間の個々人の経験は、保育士の仕事に活きるからです。
例えば子育て経験は即戦力になるほか、社会人経験がある方は、社会人としてのプロ意識やマナー（報連相や対人コミュニケーション力）などが身に付いているため、保護者対応や業務の効率化といった場面の対応能力が高いと言われています。

また、新卒者と比べると、働くことへの動機が明確で意欲が高いため、雇用条件面がマッチしていれば定着率も高く、採用側にとってはメリットが多いという保育園もあります。

保護者対応には若い人よりも一般企業での社会人経験が良い。潜在保育士は社会人としてのモラル、常識がしっかりしているため、保護者とのかかわりがスムーズ。保護者の方からも、信頼が厚い。（神奈川県/株式会社運営/地方単独保育事業）

社会常識もあり、教養もある。やる気のある方はパソコンを使えるようになる、資格証をすぐ取るなど、反応が早い。最初の一歩を自ら踏み出せる人は、潜在能力も高いと感じる。現在は、潜在保育士だった方なくして現場が成り立たないと感じている。正規のスタッフも、彼女たちの仕事への取り組み方を尊敬している。（神奈川県/株式会社/認可保育所）

受け入れることに抵抗がある園も多いかもしれないが、入って一月で退職、突然来なくなるといった新卒採用者がある。一方、自らやりたくて応募してくるので、個人としてのモチベーションが新卒より高いのは事実。（神奈川県/株式会社/地方単独保育事業）

子育て経験がある人が多いので、病児にも慣れている。また、他の職場に行ったことがある方は柔軟性がある。（愛知県/生活協同組合/院内保育所）

採用した潜在保育士は、他のスタッフとの関係づくりが大変よかった。20代30代だけのスタッフでは、かたまりができてしまうので、様々な年代の方や、経験を持つ方が共に保育を行うことで、バランスよく、お互いに補い合うことができている。潜在保育士を採用しないのは、もったいない。（東京都/社団法人/認証保育所）

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