今や必須!保育園でのSNS運用ノウハウについて紹介します。

保育園のSNS運用を成功させるために必要なこと、注意点について紹介します。

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SNSはもはや必要不可欠!?

保育園でもSNS運用は増加傾向にあり!

Twitter、LINE、Instagram、Facebookなど、生活の中で、SNSに接する時間が多くなっています。
例えば、ある調査によると、「7割以上のママが一日に複数回SNSを利用している」というデータもあります。ママたちにはSNSは必要不可欠なものになっているといってもいいでしょう。

保護者がSNSを使いこなしている中で、自然な流れとして、保育園でもSNS運用をしているところが増えてきています。
導入しやすく、更新に専門的な知識がいらないSNSは、今や保育園の広報で大きな役割を持つようになっています。
ただ、簡単に使える分、注意しなければいけない点もあります。ここでは、SNS運用のコツと注意点について紹介します。

SNSを始める前にやるべきこと

SNSは比較的手軽に始められるメディアです。それゆえに、園によっては考えなしに始めてしまう傾向があります。そうすると、更新が滞りがちになり、さいあくそのまま放置されることもあります。
最低限、以下の内容については、導入前に検討しておきましょう。

対象

対象は主に二つ考えられます。
・園児保護者、及び親族(祖父母など)
・入園検討中の保護者

一般的には、いずれかではなく、両者を対象にしていることが多いようです。

目的

何のためにSNSを始めるのかを明確にしておきましょう。
「園児の保護者のために、園の様子をタイムリーに伝えたい」
「入園を検討している方に向けて情報発信したい」
などです。
こちらも両方を目的としていることが多いようです。

SNS選定

ご存知の通り、主なSNSには「Twitter」「Instagram」「Facebook」「LINE」などがあり、それぞれ特徴が異なります。どのSNSを利用するかは、目的や対象ともかかわってきます。

例えば、「LINE」は保護者への情報共有ツールとしての活用が多いようです。「Instagram」は、文章というよりは写真や動画の発信に向いています。
「Twitter」は文章量に制限があります。またリツイートやシェアが容易なので、保護者というよりは外部への広報、拡散に向いています。
総合的に見ると、バランスの良いFacebookを活用している園が多いように思います。それぞれのSNSの特徴を考えて、目的に合うものを選択してください。

掲載内容

保育園のSNSでは主に、以下のような内容を掲載することが一般的です。文章だけでは伝わりづらいので、写真・動画も同時に掲載していきます。

・日常生活の様子
・行事の様子
・給食
・施設紹介

保育園のSNS運用3つのコツを紹介!

SNS運用を円滑にするためのコツを紹介します。
いずれも基本的なことばかりですが、実施することで確実に成果につながります。

@ 運用マニュアルをつくる

保育園では、担当者を決めてSNSを運用することが多いと思います。一般に、学齢やクラスごとに担当がいるなど、複数になることが多く、運用マニュアルは必須です。
ありがちなことですが、担当が変わったとたんに更新が止まり、文章のトーンもがらりと変わるなどは避けたいところです。
運用マニュアルを作り、だれが担当になっても質を管理できるようにしてください。

更にSNSで怖いのは炎上することです。危機管理の意味でも、「やってはいけないこと」についてのルールを文書化しておくことは重要です。例えば「園児の名前は載せない」「写真の園児は単身でなく複数のものだけ載せる」などです。

A 定期的に更新する

SNSでは、更新頻度は重要です。更新頻度が「なんとなく」だと、ユーザーが戸惑うので、「週1回」など決めて、定期的に更新するようにしましょう。 また、更新する時刻も「16時」などある程度決まっている方が、ユーザーが確認しやすいです。SNSによっては更新時間を予約できるので、活用してもいいでしょう。

B 文章のトーンを統一する

文章にルールがないと保育士の判断になり、複数担当の場合は特に、様々なトーンの文章が並ぶことになります。「です」「ます」などの敬語の使用、絵文字の使用などはルール化しておきましょう。
ありがちですが、親しみやすくすることを狙って、絵文字やくだけた表現を多用するのは避けたいところです。また、宗教、政治に関わること、風化しやすい時事ネタも避けた方が無難です。

SNS運用にあたっての注意すべきことは?

以下の注意点は最も基本的なことです。運用マニュアルにも載せて、皆で共有しておきましょう。

@ 個人情報に気をつける

もっともトラブルにつながりやすいのが、園児の写真や名前、つまり個人情報の掲載です。写真掲載に関しては、必ず書面で保護者の許可を取りましょう。
私の勤めていた園では、入園の際に必ず、保護者の承諾を書面でとっていました。そのようにルーティン化しておくと漏れがなくなります。また、園児の名前に関しては、掲載しない方針の園が多いようです。

A 写真素材の使用に気をつける

園で撮った写真以外に、写真を使いたくなることがあります。たとえば、正月の鏡餅を載せようと考えた場合など、検索した写真を適当に掲載するのはNGです。
必ず、フリー素材を探して使用しましょう。更に利用規約も念のため確認してください。

B 誤送信に気をつける

誤字をそのまま送信してしまうことはよくあります。送信する前には必ずチェックしましょう。場合によっては、第三者が確認してから送信することをルールにしている園もあるようです。
特にTwitterやLINEは一回送信してしまうと内容を編集することができないので、気を付けましょう。

まとめ

保育園にSNSがあると、園の様子が伝わりやすいので、保護者は特にありがたく感じるものです。
掲載された写真や文章は、保育士のあたたかな視線を感じさせることも多く、親しみやすい身近なメディアとしての良さがあります。
その反面、炎上につながることもあるのがSNS。うまく運用して、保育園の好感度をアップさせてください。

ライタープロフィール

玉田 洋さん
保育園運営企業で、子育て雑誌編集長を経験し、その後、都内で保育士として勤務する。現在は「森の保育園」を計画中。

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