保育園の秋遊び!秋分の日にオススメの製作や指導案の書き方もご紹介

秋分の日を行事で行う際のねらい、指導案の書き方などを紹介します。

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秋の活動にとりいれたい!「秋分の日」とは?

秋分の日とは、季節が夏から秋へと変わり始めて、「昼と夜の長さがちょうど同じぐらいになる日」のことです。この日を境に昼が少しずつ短く、夜が長くなっていきます。
秋分の日は毎年9月22日から9月23日頃になります。日にちが毎年固定されているわけではなく、国立天文台の観測により決められます。
また、秋分の日は国民の祝日でもあり、「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」ことを趣旨としています。

同じ時期に、「お彼岸」という言葉もよく使われます。お彼岸とは、秋分の日を中日とした7日間を指します。お彼岸には、おはぎなどを仏壇にお供えしたり、墓参りをするなどの風習があります。

以上のような内容は子どもたちには少し難しいですが、保護者向けのおたよりなどに使うのもよいですね。

秋分の日は子どもたちにどう伝える?

秋分の日について、子どもたちには以下のように伝えるとよいでしょう。

乳児向け

「暑かった夏が終わって、次は涼しい秋が来ます。今日は秋分の日といって、これから少しずつ秋になっていくよという日です。

みんなは、お墓参りってしたことあるかな?
秋分の日には、お墓参りをして、昔の人に、わたしは元気だよって伝えたりします」

幼児向け

「秋分の日は、季節の変わり目です。昼と夜の長さがちょうど同じぐらいの長さになる日です。この日から、昼の長さが少しずつ短くなっていき、夜が長くなり、秋になっていきます。

秋分の日は、ご先祖様にありがとうを伝える日でもあります。お墓参りをして、お墓で眠っているご先祖様に、いつも見守ってくれてありがとうと挨拶をします」

秋分の日の行事の指導案の書き方は?

秋分の日を行事で行う場合の指導案について、項目ごとに書き方の参考を紹介します。

【ねらい】

活動のねらいとしては、主に以下のようなものが考えられます。

・秋分の日に関心を持つことで、季節の変わり目を感じる。
・秋分の日の由来を知り、亡くなった人たちへの感謝の気持ちを持つ。
・行事を通して、お友達や保育士と楽しい気持ちを共有する。

上記のようなねらいを意識しながら、活動内容を考えていきましょう。

【活動内容】

秋分の日を行事として行う場合、活動内容について、いくつか案をあげておきます。例年の活動内容も参考にして検討してみてください。

秋分の日のお話

秋分の日について保育士から話をすると、季節を感じる時間になるのでおすすめです。
絵本の読み聞かせをするなら、秋のお話、おはぎにまつわるお話がよいでしょう。

秋分の日にちなんだ絵本例:

乳児向け
「どんぐりとんぽろりん」
作:武鹿 悦子 絵:柿本 幸造 出版社:ひさかたチャイルド
リズミカルな言葉が楽しい絵本。子どもたちが大好きなどんぐりがたくさん出てきます。

「もりのおふろやさん」
作・絵:とよた かずひこ 出版社:ひさかたチャイルド
秋の森にわく温泉に動物たちがやってきます。幼い子どもたちに人気のシリーズです。

幼児向け
「もりのかくれんぼう」
作:末吉 暁子 絵:林 明子 出版社:偕成社
秋の森を舞台に、森の動物たちと一緒にかくれんぼをするお話です。ページのどこかに隠れている動物たちを探すのも盛り上がります。

「おばあちゃんのおはぎ」
作・絵:野村 たかあき 出版社:佼成出版社
お彼岸に、きりちゃんはおばあちゃんといっしょにおはぎを作ります。おはぎを作ることで、ご先祖様や亡くなった家族に思いを寄せるお話です。

秋を感じる遊びをする

秋分の日は、秋へと変わる季節の変わり目となります。なので、秋らしい遊びを通して、季節を体感するのがおすすめです。
ただ、まだ秋の始まりなので、「秋を発見する遊び」などがよいでしょう。

乳児向け
「秋を探してみよう」
子どもたちと公園や園庭で、秋らしいもの、秋を感じるものを探す遊びです。見つけたどんぐりや落ち葉などは持ち帰り、観察や製作に使うとより楽しめます。

幼児向け
「落ち葉を集めて遊ぼう」
園庭や公園で、落ち葉や緑の葉を拾い集めます。緑、茶、黄、赤など色ごとにきれいに並べるなどして楽しみます。

製作をする

秋分の日に、秋を感じる製作あそびを楽しむのもおすすめです。

乳児向け
「秋の果物づくり」
掲示物にも使える秋の果物の製作あそびです。例えば、幼い子でも楽しく参加できるように、折り紙をくしゃくしゃに丸めてぶどうや柿の実を作るなどして楽しみます。

幼児向け
「秋を表現しよう」
拾ってきた落ち葉や木の実を、セロハンテープで画用紙に貼り付けます。絵を描いたり、シールを貼るなどして、自由に制作あそびを楽しみます。

行事食であるおはぎを食べる

秋分の日やお彼岸には、おはぎを食べたり、仏壇にお供えしたりする風習があります。
その由来としては、小豆には邪気を払う力があると考えられていたため、おはぎをお供えするようになったそうです。
保育園でも給食やおやつの時間におはぎを食べて、その由来についても話してあげるとよいでしょう。

【環境構成】

秋分の日行事のために必要な準備について、具体的に記入します。
以下のようなものが考えられます。

・保育室に子どもの作品などで秋分の日の装飾をする。
・製作のための準備をする。

【予想される子どもの姿】

活動中に子どもがどのような行動をとるかを予想して、具体的に記しましょう。

・秋分の日の製作を工夫して楽しんでいる。
・園庭での「秋探し」に楽しく参加している。
・保育士の読み聞かせに集中している。

【保育士の援助】

上記、予想される子どもの姿に、保育士がどのように対応するかを具体的に記入します。

・製作では、はさみの使い方などをフォローする。
・製作やゲームで、子どものがんばりを認めて褒める。

まとめ

秋分の日は、季節の変わり目を感じさせる日となります。園での行事でも、秋を感じさせる機会にするとよいでしょう。
また、ご先祖に感謝する日であることを伝えて、亡くなった人たちに見守られていることを感じさせてあげてもよいですね。

ライタープロフィール

玉田 洋さん
保育園運営企業で、子育て雑誌編集長を経験し、その後、都内で保育士として勤務する。現在は「森の保育園」を計画中。

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