2023/9/22更新

【3歳児】実際に行っている療育について紹介!

【3歳児】療育保育

療育施設での3歳児の療育について、詳しく紹介します。

[目次]

\転職成功をサポート!登録は最短1分/

CHEC

療育を受けている子どもが増加している

療育施設が増加していく中で、施設に通園する子どもたちも増えています。例えば、厚生労働省のデータによると、児童発達支援センターと児童発達支援事業所を合わせた療育施設の数は2012年から10年間で4倍になり、2021年には約9,000施設が全国に存在しています。

最近では保育園に通いながら療育施設に通う子も多くなりました。なので、実際にそうした子どもを担任したり、関わったりする保育士も増えているのではないでしょうか。
つまり、保育士であっても、保育だけでなく療育の知識が求められる時代になってきているといえます。

では、実際、子どもたちは療育施設でどのような療育を受けているのでしょうか。療育の内容については口外しないことになっていることもあり、その実態については広く知られていません。

今回は、療育施設で働く保育士はもちろん、保育園で働く保育士も知っておきたい療育の内容について紹介します。

CHEC

療育はどのように行う?

最初に「療育」について大まかに知っておきましょう。 療育とは、障害のある子どもに対して「現在の困りごとの解決や将来の自立などを目指して行う支援」のことです。「発達支援」とも呼ばれます。 具体的には、子どもが苦手分野を補えるように働きかけをしたり、社会的なスキルが身につくように支援をします。

「療育」の手法には様々なアプローチがあります。発達障害の子どもに向けた手法では、代表的なものとして以下があげられます。

発達障害の子どもに向けた手法

・応用行動分析学:困っている行動の機能に着目して、子どもが暮らしやすくなるための対処をおこなう手法
・認知行動療法:ものの受け取り方(認知)に働きかけて気持ちを楽にする心理療法
・SST(Social Skills Training):集団生活を円滑に送るために必要なソーシャルスキルを伸ばすトレーニング
・TEACCH:自閉スペクトラム症の当事者とその家族を対象とした支援プログラム

上記のほかにも様々な手法があり、子どもの状態に合わせて取り入れられています。

\転職成功をサポート!登録は最短1分/

CHEC

3歳児の発達段階、発達障害の特徴について

今回は3歳児の療育について解説します。 一般に、3歳児はできることがどんどん増えていき、好奇心も広がる時期です。生活の中で友だちとの関わりが増えて、ルールを守る練習を始める必要も出てきます。また、公共の場での過ごし方について知っていく時期でもあります。

では、療育施設に通う3歳児とは、どのような行動や症状を持っているのでしょうか。 発達障害が疑われる子どもの主な特徴を紹介します。

発達障害が疑われる子どもの主な特徴

・人見知りがひどい
・感情のコントロールが難しく、癇癪を起こしやすい
・新しい場所や人を極端に不安に感じる
・同年齢の友達と一緒に遊べない
・衝動的な行動が多い
・ごっこ遊びをせず、気に入った遊びだけを続ける 
・感覚的な刺激に対して、強い拒否やこだわりをしめす
・会話が成り立たない
・言葉が遅れている
・じっとしていられず、すぐにウロウロしてしまう
・物を失くしてしまうことが多い

上記は、主な発達障害である自閉スペクトラム症(ASD)、ADHD(注意欠如・多動症)の子どもに見られる主な行動・症状です。ただし、これらの特徴を持っているからといって発達障害とは断定できず、あくまで目安となります。 次項では、そうした3歳児の療育の内容について解説します。

\転職成功をサポート!登録は最短1分/

CHEC

3歳児の療育の主な内容について

まず、療育のプログラムとは、大きく分けて個別療育と集団療育があります。療育の現場では、どちらか一方でなく、個別療育、集団療育二つを組み合わせて行われる場合が多いです。親子で一緒に受ける場合もあります。
また、療育のプログラムは障害の種類やその子の状態によって、様々なアプローチがあります。以下では、3歳児の療育の具体例として、その一部を紹介します。

発達障害が疑われる子どもの主な特徴

3歳児の療育例 内容例
グループ課題(集団療育) 集団療育において、歌、楽器遊び、読み聞かせ、ペープサート、工作などを実施。
身辺自立のトレーニング 着替え、排せつ、食事など身の回りの基本的な動作についての困りごとに対する療育。
(排せつでは、おむつの子も便座に座ったり、排泄の練習など)
微細動作のトレーニング 微細動作(手の細かい動作)が必要となる遊びをしながらのトレーニング
自動販売機のおもちゃにコインをいれる遊び、紐通しやブロックなど
運動遊び 感覚統合、体幹トレーニングにつなげる。
バランスボール、ボールプール、ボルダリング、ぶらんこ、トランポリン、すべり台など
ペアレント・トレーニング 子どもではなく、保護者を対象とした講義やワークを実施。
障害についての理解を促すために、事例などを学び、実際に子どものケースに当てはめて考える。
※療育施設では、一般に親が子どもへの関わり方を学ぶ時間があります。

\転職成功をサポート!登録は最短1分/

CHEC

3歳児の療育での課題と指導例

療育の現場では、子どもの発達課題によって、様々な指導が行われています。以下では、3歳児の主な課題と一般的な指導例について紹介します。
ただし実際の指導は、その子の様子や状況に応じて異なるので、あくまで参考例としてご覧ください。

課題・事例を紹介

【課題】
友だちとの関わりなど、社交的なスキルが苦手

【指導事例】
・1対1で楽しく遊ぶ経験を積むようにする。
・友だちの気持ちが理解できない時は、保育士が友だちの気持ちを言葉にして子どもに伝えていく。
・遊びを通して友だちと一緒に活動することで、同年代の子との関わり方を練習する。
・貸し借りや順番についてのやりとりを練習する。例えば、遊びの中で貸し借りのシチュエーションを設定し、貸せた時には褒めるなどして達成感を感じさせるようにする。
・パズル、おままごと道具、絵本など、みんなで一緒に使うように練習していく。

【課題】
すぐに興奮するなど、感情のコントロールが苦手

【指導事例】
・興奮してからの調整は難しいので、興奮する前の段階でクールダウンの練習をする。
・子どもが落ち着きやすい環境設定やツールなどを見つけていく。
・活動の際に興奮しそうな場合、その活動ができたら好きな遊びができると伝えて、自制する練習をする。
・興奮してしまった場合には「絵カード」やジェスチャーなど目で見て分かる方法で関わる。また、背中をさする、スマホのアプリを使用するなど、その子が落ち着くやり方でクールダウンできるようにしていく。

【課題】
言葉の発達がゆっくり

【指導事例】
・「気持ちを伝えたい」という思いを引き出すために一緒にたくさん遊ぶところから始める。楽しい遊びを通して、子どもから「もう一回」の言葉を引き出していく。
・興味をひくおもちゃを使いながら、子どもの持つ欲求を言葉に変えられるように練習していく。
・物が欲しい時にすぐ手を出すのでなく、おもちゃなどを使いながら、まずは「声を出したら、おもちゃがもらえる」と理解できるようにしていく。
・保育士がまず「ありがとう」と言い、子どもはオウム返しで「ありがとう」を真似して言う練習をする。真似して言うことができたら、保育士がシャボン玉を吹くなどで「どういたしまして」の返事をして、嬉しい体験を積み重ねる。

【課題】
運動が苦手

【指導事例】
・運動する際に、得意なこと(10分)→苦手なこと(5分)→楽しいこと(5分)などの順序、バランスで行う。
・手を添えるなどして、身体の使い方を教えていく。その際、無理強いはしないようにして指導する。
・「これから何をするか、どのように動くのか」保育士が見本としてきちんと見せる。

\転職成功をサポート!登録は最短1分/

CHEC

療育での3歳児の接し方のポイント

療育の分野では、子どもとの接し方で特に注意すべきポイントがあります。指導していく中で、以下のような接し方が求められます。

接し方のポイント

・できることに注目して、小さな「できた!」を積み重ね自信をつけさせる。
・子どもの感情を受け止める。
・子どもにネガティブな感情を与えずに、褒める。
・叱らなければいけない場合、肯定的な言い回しで表現する。
・叱るよりも褒めることに効果があるため、悪いことをして叱った直後に、「やめてくれてありがとう」と褒める。
・簡潔に短く伝えて、一度の複数の指示を出さない。
・子どもの気持ちに共感して、話を聞く。
・子どもの味方であることを伝える。
・気が散るような刺激を減らすように、環境を整える。

基本的には、ポジティブな言葉掛けをして、子どもに希望や意欲を持たせることが大切です。特に話し方には注意が必要です。長い会話が苦手な子も多いため、できるだけ簡潔に短く伝えます。
また、一つのことに集中してしまう子も多いので、一度に指示を出さず、一つのことが終わってから、次のことを伝えることも大切です。例えば、「ハサミで切ったら、のりをつけてね」ではなく、「ハサミで切ってね」と伝えて、切り終えてから「のりをつけてね」と話すとスムーズです。

上記の接し方は療育施設の中だけではなく、保育園で療育の必要な子どもに接する際にも重要になってきます。

\転職成功をサポート!登録は最短1分/

CHEC

まとめ

興味が広がり、社会性を身につけていく3歳児は発達の著しい時期となります。同時に、保育園、幼稚園に通う中で他の子どもとの違いが気になったり、3歳児健診で発達障害が疑われたりする時期でもあります。
実際に、保育園でも自閉スペクトラム症やADHDの診断を受けるなどして療育施設に通っている3歳児が身近にいる場合もあるのではないでしょうか。 そうした子どもの療育を進めていくにあたっては、療育施設だけでなく、保育園も連携していく必要が出てきます。そのように、保育士も療育の知識を求められる場面が、最近では特に多くなってきているようです。

ただ、現状では療育の具体的な内容について情報も少ないため、子どもたちがどのような療育を受けているかわからない場合もあると思います。なので、実際に療育施設を見学して子どもたちの様子を見る、専門家に話を聞くなどして理解を深めていくこともおすすめします。

\転職成功をサポート!登録は最短1分/

条件から保育士求人を探す

保育士求人を人気の条件で絞りこむ

保育士求人を給与・福利厚生で絞りこむ

保育士求人を休日・勤務時間で絞りこむ

保育士求人を定員・特徴で絞りこむ

保育士求人を療育種別で絞りこむ

保育士求人を施設形態で絞りこむ

保育士求人を雇用形態で絞りこむ

保育士求人をその他の条件で絞りこむ

転職サポートで希望の園に転職しませんか?

人間関係や給与、就職・転職に関する不安や要望はありませんか?あなた専任のコーディネーターがサポートいたします!まずはご相談ください。

無料 就職サポートに登録
採用ご担当者様へ
保育士.net LINE@ おともだち追加
保育士.net LINE@ おともだち追加