保育園での「父の日」ねらい、指導案の書き方を紹介!

保育園で父の日行事を行う際のねらい、指導案の書き方などを紹介します。

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父の日の由来は?

アメリカ女性の働きかけがきっかけ

6月の第3日曜日は、父親に感謝を表す「父の日」として知られています。ちなみに「母の日」は5月の第2日曜日です。

父の日は、ドッド夫人という女性の働きかけによって、アメリカ合衆国で始まりました。
夫人の父親は男手1つで6人の子どもを育てたそうです。そんな父親への想いから「母の日のように、父にも感謝する日を」と牧師協会へお願いしたことが父の日の始まりです。

また、意外と知られていませんが、台湾の父の日は8月、オーストラリアは9月など、国によって日にちが異なっています。

家庭環境への配慮で「ファミリーデー」というアプローチもあり

最近では、父の日単独でなく、母の日と合わせて「ファミリーデー」として行事を行う保育園も増えています。これには、園児の家庭環境への配慮もあるようです。そのあたりについては後述します。

「ファミリーデー」でも、行事のねらいは父の日と変わらず、自分を大切に育ててくれる家族に感謝の気持ちを伝えることになります。

父の日の行事の指導案の書き方は?

父の日を行事で行う場合の指導案について、項目ごとに書き方の参考を紹介します。

【ねらい】

活動のねらいとしては、主に以下のようなものが考えられます。

・行事を通して、父親(保護者)の存在の大切さを感じる。
・父親(保護者)に感謝の気持ちを伝える機会にする。
・製作を通して、自分の気持ちを表現する力を養う。

上記のようなねらいを意識しながら、活動内容を考えていきましょう。

【活動内容】

父の日を行事として行う場合、活動内容について、いくつか案をあげておきます。例年の活動内容も参考にして検討してみてください。
活動の導入として「父の日って、お父さんにありがとうを伝える日だよ」と、子どもたちにわかるように説明してから活動に入るとスムーズです。

製作をする

父の日では、お父さんに感謝の気持ちを込めて、プレゼント製作をする園が多いようです。
内容は以下のようなものが考えられます。

黄色のバラ
母の日にはカーネーションを贈りますが、父の日には黄色のバラを贈ります。ただ、これは日本独自の慣習のようです。折り紙や色紙で黄色のバラを製作するのもよいですね。

金メダル
いつもがんばっているお父さんに、画用紙や段ボールなどで手作りの金メダルをつくるのもおすすめです。お父さんの似顔絵をメダルに描いても楽しいです。

メッセージカード
お父さんへの感謝の気持ちをメッセージに込めて製作します。開くと飛び出すポップアップカードにしてもよいですね。子どもの写真を切り張りするなどもおすすめです。

【乳児】
乳児の場合、保育士がベースをつくり、子どもたちは手形をとる、スタンプを押すなど無理せずに楽しくできることに取り組むとよいでしょう。

【幼児】
幼児は、お父さんのことを思い浮かべながら、感謝の気持ちを伝えられるような製作に取り組みましょう。製作物にメッセージを書く際には、「おとうさん、いつもありがとう」など文面を考えて、自分で書くことにチャレンジしてみるのもよいですね。

自分のお父さんをみんなに紹介

幼児向けのアプローチになりますが、自分のお父さんのことをみんなの前で発表する機会をつくってみましょう。例えば「お父さん自慢」というお題にして、「おもしろいことをいうのが好き」「かっこいいところが好き」など、それぞれの好きなところを話してもらっても盛り上がります。

思い出を振り返る

こちらも幼児向けですが、子どもたちが幼かったころの写真、お父さんと写っている写真などを見ながら、思い出を振り返る機会にするのもおすすめです。

【環境構成】

父の日行事のために必要な準備について、具体的に記入します。
以下のようなものが考えられます。

・保育室に子どもの作品などで装飾をする。
・父の日製作のスペースの準備をする。

【予想される子どもの姿】

活動中に子どもがどのような行動をとるかを予想して、具体的に記しましょう。

・父の日の製作を工夫して楽しんでいる。
・父の日の製作を何にすべきか迷う姿が見られる。
・メッセージを自分で書くのに苦労している。

【保育士の援助】

上記、予想される子どもの姿に、保育士がどのように対応するかを具体的に記入します。

・製作では、はさみの使い方などをフォローする。
・製作で悩むところがあれば、話を聞いてあげながら、自分でやり切れるよう支援する。
・メッセージを書くサポートをする。

父の日行事で気をつけるべきこと

私が初めて担任したクラスの子どもは全部で5人でしたが、そのうち2人はひとり親家庭で、お父さんと暮らしていませんでした。園児同士が「○○ちゃんは、お父さんいる?」と聞いている姿を見て、最初は驚きました。ただ、ひとり親家庭の多い現在、よく考えると自然な会話かもしれません。
そのように、園児の家庭環境は様々なため、「父の日」を行事で行う際は注意が必要です。

例えば「お父さんがいない」「単身赴任で会えない」というような子どもが参加する場合には、「ファミリーデー」というアプローチにした方がよい場合もあります。そして、もし事前に気になることがある場合は、保護者に必ず確認をしましょう。
家族のことは思った以上にセンシティブな内容のため、こちらが想定していなかったようなことでも相手を傷つけてしまう場合もあります。保護者の気持ちをよく聞いたうえで、慎重に対応することをおすすめします。

まとめ

子どもたちは日頃お父さんとの交流が少ないこともあります。例えば、父の日の製作は、子どもにとっても、お父さんにとっても心をつなげる大事な機会になるかもしれません。
楽しく思い出に残る父の日になるように、いろいろと工夫してみましょう。

ライタープロフィール

玉田 洋さん
保育園運営企業で、子育て雑誌編集長を経験し、その後、都内で保育士として勤務する。現在は「森の保育園」を計画中。

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